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2018年07月28日23時37分 宇都宮地方気象台発表
【平成30年 台風第12号に関する栃木県気象情報】 北部では、29日昼前まで土砂災害に、29日明け方まで河川の増水に警戒してください。栃木県では、29日明け方まで低い土地の浸水に警戒してください。
[台風の現況と予想] 強い台風第12号は、28日22時には御前崎市の南南西約50キロにあ って、1時間におよそ35キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧 は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風 速は50メートルで中心の北東側130キロ以内と南西側90キロ以内では 風速25メートル以上の暴風となっています。台風は東海道沖を西に進み、 強い勢力を保ったまま、29日未明までに東海地方に上陸する見込みです。 台風は、関東甲信地方から次第に遠ざかりますが、引き続き台風へ向かっ て暖かく湿った空気が流れ込むため、29日にかけて大気の状態が非常に不 安定となる見込みです。
[防災事項] <大雨・雷・突風> 現在、台風周辺の発達した雨雲が関東甲信地方にかかっており、日光地域 を中心に非常に激しい雨の降っている所があります。 降り始め(28日03時)から28日23時までの雨量(アメダスによる 速報値)は、多い所で、 奥日光中禅寺湖畔 157.5ミリ 日光市足尾 104.0ミリ 日光市土呂部 73.5ミリ 日光市今市 71.5ミリ 鹿沼 59.0ミリ 佐野市葛生 52.5ミリ 日光市五十里 52.0ミリ などとなっています。 引き続き暖かく湿った空気が流れ込むため、栃木県では29日明け方にか けて、雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るでしょう。東 から南向き斜面を中心に29日にかけて大雨となる見込みです。明け方以後 も雨が降り続き、土砂災害には昼前まで警戒が必要です。 30日00時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で 北部 200ミリ 南部 150ミリ の見込みです。 土砂災害に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してくださ い。 また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲 の近づく兆しがある場合は、建物内に移動するなど、安全確保に努めてくだ さい。
<強風> 29日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は 北部・南部ともに 13メートル(25メートル) の見込みです。強風に注意してください。
[補足事項] 今後、気象台が発表する警報や注意報、気象情報、竜巻注意情報に留意し てください。 次の「平成30年 台風第12号に関する栃木県気象情報」は、29日6 時頃に発表する予定です。
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発信元:栃木県危機管理センター
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